大根寿司。冬が来たなぁとしみじみ。
この大根寿司の糀を食べながら、日本酒飲むのが好き…(*゚▽゚)
加賀の郷土の味
口の中に入れるとじんわりと沁み出るニシンの旨み。そこに糀の甘みと大根の甘み、シャキシャキっとした食感が絡まってくる。乳酸発酵の柔らかな酸味もやってくる。美味しいのみならず、身体にも優しそうな出で立ち。鮮やかな彩りも目を引く。そんな加賀の名物「大根寿し」は、加賀大根と身欠きにしんを糀で漬け込んだものだ。同じく加賀名物として知られる「かぶら寿司」と共に金沢の、そして北陸の郷土の味として伝えられてきた。かぶら寿司はかぶら(蕪)とブリを使用するのに対し、この大根寿司は、大根とニシンを使う。ニシンと言えば、北海道。北陸沿岸部はかつて北海道と大阪を結んだ北前船の往来で賑わった。まさに、この大根寿司は北前船の交易がもたらした伝統的な北陸の郷土料理なのだ。
お正月によく食べられています。