石川県の味は能登のいしる味
金沢でいしる味といえば
能登の『いしる』は、能登半島の日本海側の地区に伝わり、イワシやサバを原料としています。
石川県郷土居酒屋「金沢乃家」のブログより
一方『いしり』は、富山湾に面した能登町を中心とした地域で作られており、真イカの内臓が原料となっています。
能登町の小木港は、北海道の函館、青森県の八戸と並ぶイカの産地で、ここで水揚げされる真イカの、『ゴロ』と呼ばれる内臓を原料とする魚醤『いしり』は、全国でもこの地域でしか作られていないようです。
甘さを伴った豊かなコクのある『いしり』は、含まれているペプチドの作用で、食材の旨みを逃さずにふっくらと柔らかく仕上げてくれる調味料です。
また、ペプチドのマスキング作用が、イカやタコ、白身のお魚のお刺身の生臭さを和らげることにより、食材の持つ上品で淡白な甘味を引き立たせるという効果もあるようです。
石川県の味は能登のいしる味を食べた感想
魚から取った醤油なので、クセが強いと思いきや、食べてみたら、全然普通でした。
もっと濃い味を想像していました。ちょっとがっかり。
いや、期待しすぎただけ?
富山県の味はとろろ昆布おにぎり味
富山でとろろ昆布おにぎりといえば
海苔の代わりにとろろ昆布でおにぎりを巻く「とろろ昆布おにぎり」ですが、なぜ富山県で広まったのでしょうか? 実は、富山はとろろ昆布の消費量が日本トップクラスなんです。そのため、富山県民にとってとろろ昆布は身近な食材であり、さまざまな郷土料理に使われてきました。そのなかのひとつが、「とろろ昆布おにぎり」というわけです。 富山を中心とする北陸地方では、とろろ昆布おにぎりがコンビニでも販売されているんですよ。
https://macaro-ni.jp/34723 より引用
昔からとろろ料理が盛んな富山県。だからこそ生まれたおにぎりですね。
北陸では結構メジャーで、石川県でも販売されています。
富山県の味、とろろ昆布おにぎり味を食べた感想
とろろ昆布さがもっと出ていてもいいなと思いました。
実際にとろろ昆布おにぎりを食べると、もっと昆布の良い香りがします。
おにぎりの水分を吸って、適度に湿ったとろろ昆布のしっとり具合も好きです。
福井県の味は炙りへしこ味
「へしこ」とは?
塩や魚介類、海藻類といった新鮮な海の幸に恵まれてきた若狭の人々は、様々な工夫によって鮮魚介だけでなく、美味しくいただく料理法や加工品を生んできました。鯖や鰯で作る「へしこ」もそのうちの一つです。
http://www.wakasamihama.jp/guru/h_about.html より引用
魚類の糠漬けの起源は古く、文献に依れば鎌倉時代より行われていたようです。魚の糠漬けにはいろいろな魚が使われます。若狭では鯖、鰯、いか、はたはた、ふぐなどを使って作りますが、特に鯖や鰯は代表的なもので、この糠漬けのことを「へしこ」と呼びます。
かなり昔から食べられていた保存食だったんですね。
金沢駅のお土産コーナーでも販売されていました。
福井県の味、炙りへしこ味を食べた感想
一口噛んだ瞬間に「糠」の味が口の中に広がります。
インパクト大な味でした。
さいごに
今回は、味のインパクトは、福井のあぶりへしこ味、再現性があったのは、富山の昆布おにぎり味でした。
いしる味は、そんなにインパクトもなく、普通でした。
それよりも今回から方言になったパッケージに反応している人が多いのが印象的でした。