金沢市にある歴史博物館の外観がレトロ！周辺の博物館、美術館も紹介します

金沢で美術館といえば、21世紀美術館という答えが圧倒的ですね。
確かに兼六園からも近くて、他の観光スポットに行くにもアクアスしやすい場所。
観光コースに入れる人は多いかもしれませんね。

ん？それだけじゃつまらない？

しかし、21世紀美術館の季節ごとに変わる展示。
またいいものを提案してくるので、何度でも行きたくなるのです。

でもでもでも！！他にもあります。金沢にある博物館、美術館をご紹介します！

縄文から平成まで網羅！レンガ造りの石川県立歴史博物館

まず、金沢の歴史を学ぶには、歴史博物館だ！

石川歴史博物館までのアクセスは、兼六園の横の坂を登り切って、県立美術館の奥にあります。
博物館を利用すると、駐車場が無料で停められます。駐車場は、レンガの道を進んで博物館の奥にありますので、土日は係の方の指示に従ってくださいね。

石川県立歴史博物館＠石川県金沢市 / *sii

石川県の話は前田家の話で十分だと思っていませんか。前田家が金沢に来る前から、金沢が存在しています。（そりゃそうなんですが）

どうして金沢が北陸の中心になったか、ご存知ですか？
そもそも金沢城に前田利家公が入場する前は、誰が金沢周辺を治めていたのでしょう？
そして、もっと昔は？？

前田家の歴史はもちろん、縄文時代から現代までの石川県の歴史を一挙に展示しています。

兼六園のミニチュア、大名行列についてもこと細かく展示してあって、思わず、「へ～～～」を連発してしまいます。

しかも博物館の外観は、明治と大正に作られた、軍の武器を保管していた倉庫の建物なんですよ！！昔と変わらない、佇まい。

小学生の遠足コースとしても利用されている歴史博物館の界隈。懐かし方もいるのではないでしょうか。

また、建物内には、着物を着て、撮影できる歴史体験広場もあり、親子でも楽しめる場所になっています。

ぜひぜひ兼六園の坂登り切った、レンガの建物3棟が並ぶ、石川県立歴史博物館へお越しください！

国宝級の伝統工芸がズラリと展示！石川県立美術館

©石川県観光連盟

歴史は苦手という方がいるなら、美術館はいかがでしょうか。歴史博物館の隣です。

こちらの美術館、常設展示は2階、企画展で時期によって展示が変わる1階と別れています。やっぱり一度は見ておきたいお宝は、加賀藩や石川ゆかりの伝統工芸品ですね。

写真はミュージアムショップのものですが、すごい展示がたくさんあるのは、間違いないです。輪島塗、古九谷、加賀蒔絵などは見応えがありました。特に国宝の野々村仁清作の「色絵雉香炉」は色合いも鮮やかですし、金の尻尾もすごい。金沢に来たらこれを見なきゃ損です。

企画展もなかなか面白いものをやっています。過去には、ビアズリー展、江戸の暮らし展、家族の写真展、加賀友禅展など、ジャンルにとらわれない展示を行っているので、行く前にチェックしてくださいね。

カフェ ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWAの営業は10：00～19：00。年中無休。
公式HP　http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/

以外と近くに県立美術館があるんですよ～。

静寂につつまれ空間へ。鈴木大拙館

©石川県観光連盟

21世紀美術館と石浦神社の道をまっすぐ進み、右手に北陸電力がある向かいの本多町にある記念館です。

鈴木だいせつ？誰ですか？って方！！あまり知られていませんが、金沢出身の仏教哲学者なのです。鈴木大拙さんは、仏教哲学者。難しく聞こえますが、海外生活が長く、禅「ZEN」を英語で海外に紹介した方なのです。

日本の精神を英語で表現するのさえも難しいのですが、こちらの記念館、建物で禅を表現しており、心が無になる状態になるように、名匠・谷口吉生氏が設計しています。

また、スティーブ・ジョブズやJ・D・サリンジャーなどに影響を与えたなどといわれているためか、海外からの観光客も多いスポットになっています。

鈴木大拙館 ベンチに座って風と鳥の鳴き声と水の波紋をボーッとしながら見てると心が癒されます。こちらの建物、新幹線開業のCMでも映っていました。建物と水の静寂感で心が無になっていくようです。また、夜の博物館も素敵です。冬は日没ギリギリに行ってみても、いいかもしれませんね。ナイトミュージアムや黄昏スペースツアーなど、夜のイベントごとに参加されたら、確実に撮れるかもしれません。

21世紀美術館以外にもいいところ、ありましたよ！

兼六園周辺には、素敵な博物館、美術館がまだまだありました！
すでに21世紀美術館に行った方、何度来ているベテランの金沢旅行の立ち寄りリストに、ぜひとも載せてもらえると、嬉しいです。

トップページの写真　写真提供：石川県観光連盟